ICL JAPAN株式会社|乳製品用

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プロセスチーズ用溶融塩(乳化剤)
ブロックチーズ用・スライスチーズ用・スプレッドチーズ用・チーズソース用・耐熱性チーズ用等、各種プロセスチーズ用の溶融塩(乳化剤)及び安定剤を揃えております。直接弊社までお問い合わせ下さい。
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プロセスチーズの歴史
乳製品の産業化image15.jpg19世紀も終わりに近づいた頃、欧州では乳製品の産業化が始まりました。酪農地帯では、小規模なバターやチーズの製造所が散見されるようになり、時を経て、それらは大規模な市乳工場、チーズ工場に集約されていきました。当時、欧州では酪農製品の余剰問題がありましたが、冷蔵技術の未発達により遠隔地への長距離輸送は困難を極めました。
image16.jpgプロセスチーズの始まり‐1911年20世紀に入り、1911年にスイス(トゥーン)のガーバーが最初のプロセスチーズ製造方を確立しました。乳化に使用された溶融塩は、クエン酸と炭酸ナトリウムを原料にして製造したクエン酸ナトリウムでした。__1917年には、アメリカでクラフトがプロセスチーズの製造を開始しました。溶融塩としては、オルソリン酸ナトリウムとクエン酸ナトリウムを使用していました。
image17.jpgドイツ及びスカンジナビア地方でのプロセスチーズの始まり1920年に、ドイツ(ワンゲン/アルゴイ地方)のヴィーデマンが、クラフトと同様にオルソリン酸塩とクエン酸塩を使用して、プロセスチーズの製造に参入しました。_また、1923年には、ノルウェー(ベルゲン)のカヴリがスカンジナビア地方で初めてプロセスチーズを作り始めましたが、この時初めてクエン酸を全く使用せず、リン酸塩のみでの製造方法を確立しました。_その後、フランス(ドール)のグラフの参入が続きますが、常にチーズ先進国とみなされているフランスの夜明けは、ことプロセスチーズに関する限り比較的遅いものとなりました。
ポリリン酸塩の利用 - ベンキーザーの新たな展開1929年に至るまで、プロセスチーズの製造はブロックタイプあるいはスライス用チーズに限られており、その当時、スプレッドタイプの製品の認知度はほぼ皆無に等しい状況でした。それゆえ、1929年にドイツ(ルートビックスハーフェン)のヨハン・アダム・ベンキーザーが、クエン酸塩やオルソリン酸塩と比べてより均一な乳蛋白の溶融を可能にするポリリン酸塩を使用し、独自のアプリケーションを特許申請するに至り、プロセスチーズ製造に新たな展開をもたらしました。このように、ポリリン酸塩の利用がプロセスチーズのテクスチャーの多様化を促し、今日の多種多様な製品開発の流れを創っていくことになったのです。

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